竿燈まつり開催中!
秋田市では竿燈まつりが開催中で、毎日昼も夜もお囃子が聞こえてきます。
わたしは何年ぶりでしょうか、すごく久々に見ることができました。
小さい頃はわたあめとか、キラキラ光るやつとかが欲しいだけの出店目的でしかありませんでしたがw、幻想的な提灯の群れがきれいだな〜とか、50㎏もある竿燈を素晴らしい集中力と体技であげる姿に、頑張れ!っていう気持ちで見守るように見ている自分に成長を感じました。
昨日は事務所のあるヤマキウビルの駐車場でも昼竿燈をあげてくれて、みんなでドッコイショしました。
今日は秋田市S邸の近況報告を。
しばらくブログ放置してしまったのですが、工事は塗装や家具の取り付けなど、もう終盤で日々丁寧に仕上げ作業をしてもらっています。
石膏ボードが貼られて、部屋感がUPしましたね!
壁の仕上げは白色に塗装します。
石膏ボードを張り合わせた継ぎ目をフラットに仕上げるために、パテで下地処理をします。
これがとても大事な作業で、仕上がりのきれいさはこの作業で差がつくのです。
隙間とビスの頭を丁寧に埋めていきます。
このせまい空間はトイレなのですが、黄色を一部入れて遊んでみました。
白い壁に白いタイルで清潔感のある空間を目指しましたが、黄色もフレッシュで気持ち良く馴染んでます。
床暖房も入っています。
ダンボールで養生してますが、下に見えるアルミ箔のパネルが温水式床暖房のマットです。
床暖房を貼った後はフローリングを。
節がいい具合に入った、オークの床暖房用フローリングです。
フローリングの下の床の構造を少しご紹介。
マンションでは、下階の方への音漏れを防ぐために、遮音規定というのが設けられているところが多いです。
LL-40とか、LL-45とか数値が決められています。
その時に活躍するのがこの頭でっかちだけど細脚のこの部材。
床モルタルに接している黒い部分がゴムになっていて、ここで床に響く衝撃を吸収してくれます。
このように決められた等間隔で設置していくことで、遮音等級が確保できるというわけです。
仕上がったら見えないものですが、一番下で頑張っているなくてはならない存在です。
西馬音内の蔵を残したワインバー
明け方から久々にすごい雨でした。
もう7月も半ばですが、暑すきず過ごしやすい気持ちいい日が多い秋田です。
今日は盆踊りで有名な羽後町西馬音内で絶賛工事中のワインバーについて。
地元で解体業を営む今回のオーナーさん。
前の所有者様より解体の依頼を頂いたこの建物。
立派な大きな大きな古民家に、中には内蔵がありました。
こんなに立派で歴史の感じる建物を壊すのはもったいないだろうと、
解体はせずに譲り受けることで話がまとまったそう。
生まれ育った西馬音内で、もっと住民も、自分も楽しめる場所がほしい。
西馬音内には居酒屋が数件あるとのことですが、
二次会やちょっと一人でしっぽりと飲めるようなお店は無いため、
ワインバーにすることを決意したそうです。
今回シービジョンズでは店舗内装デザインと、
店名ロゴやメニュー表などのグラフィック部分を製作させて頂いています。
いざ計画を進めると、古民家部分はかなり痛みが酷く、
いくら内装をきれいにしたからといって使うには程遠い状況でした。
そこで、内蔵だけを残し、店舗となる部分は建て替えることになりました。
もちろん、元々構造に使われている梁や柱で使えるものは再利用です。
こちらが再利用した立派な曲がり梁。
店内の一番目に止まるところに存在感をバッチリ出しています。
まだ骨組みの段階の写真です。
現在は外壁も貼られ、内部の仕上げ工事中です。
店内入り口から入ると目の前には内蔵がドーンと構えています。
すごい迫力なんですよ。
蔵の壁も漆喰だったのですが、これもかなり劣化がひどく一度剥離しました。
そのあとは思い切って黒く塗り直し、こんな感じ。
かっこいい。渋いです。
ダークで大人の渋いワインバーになります。
かなりしっぽりいけると思います。
昨日の夕方のニュースでも、この取り組みについて取り上げて頂いていました!
歴史のある建物を、その時代に合わせて再生し、もっと長い時間使い続ける。
リノベーションの醍醐味です。
オーナーさんも、その次の世代にもしっかり受け継がれる場所になるでしょう。
西馬音内盆踊りは8/16〜18。
ワインバーの真隣が西馬音内盆踊り会館で、メイン会場です。
盆踊り前にお店はオープン予定。
ワイン片手に盆踊りを楽しむ、素敵な夏になりそうですね!
ディスカバーカメノチョウのこと
カメノチョウストアでは月に一度、DISCOVERKAMENOCHOと題して、
ゲストをお呼びし、お酒を飲みながらお話を伺うトークライブを開催しています。
6/29は第5回目、秋田公立美術大学の建築・美術・人類学の先生をお呼びして、
ヨーロッパ3カ国を旅して見聞きした「街に生きるアート」についてお話を頂きました。
専門分野の違う先生方のそれぞれの目線での感じ方があってお話にも興味深々。
かなりの確率でスライドに現れたおいしそうな食事の写真もとてもそそられました。
多くの方にお越し頂き、立ち見続出の賑やかなイベントとなりました。
来月は7/21(木)。
秋田でもリノベーションで活躍してくださっている、設計事務所「OpenA」の馬場正尊さんをお迎えして、
たくさんの面白いお話を聞ける予定です。
詳細は今後、DISCOVER KAMENOCHOのFacebookページでご確認ください!
秋田市S邸のマンションリノベーションは‥
お部屋の中に大きな開口が空いてます。
なんだろな、窓かな。
週末はアジサイ寺で有名な、男鹿市北浦にある雲昌寺に行ってきました。
すごい数のアジサイ(しかも青一色という潔さ)と、海が見えるロケーションは抜群にきれい。
アジサイも良いのですが、写真左側にある丸窓の建物もすごく気になったんですけどね。
梅雨はどこへ
もうすぐ6月も終わりです。
ここのところの秋田市は梅雨はどこに行ったのか、天気もよく過ごしやすい日が続いていますね。
今日は特に暑いです〜。
ヤマキウビル1Fのカメノチョウストアではソフトクリームが始まりました!
ワッフルコーン採用でとてもおいしい。
年期の入ったビルとは裏腹に、ピカピカのソフトクリーム看板がいい感じです。
マンションリノベーション工事は順調に進んでいますよ!
このところは間仕切り壁の下地を軽量鉄骨で組んでいます。
前回の墨出しで壁位置を決めた後、このように。
壁が立つと天井の下地になる部分も組んでいきます。
既存の天井高さよりも15㎝くらい高くなる予定です。
石膏ボードの山!
壁下地を組んだ後に、この石膏ボードを貼って壁ができあがります。
外壁面も含めぜーんぶの壁が新しくなりますのでこんな量に。
搬入時は大人数で半日以上かかり、大変そうでした。(他人事w)
こちらは換気ダクト。
出来上がってしまえば天井裏に隠れてしまうのであまり馴染みのない光景ですね。
40年物の建物なので、古いダクトの中は油でギトギトです。
この機会にこちらも全て新しくします。
↓こちらは既存の間取り図。
図面から見切れてしまうほど大きなルーフバルコニーがついています。
秋田市中心部が一望できます。
ここに来ると、ルーフバルコニーへの夢が広がります。
できることならこのルーフバルコニーとLDKとの繋がりを持たせたい。
既存は個室に隣接してしまい、夢のルーバルライフが楽しめそうにありません。
このマンションは赤で囲ったトイレとPSが動かせません。
さてどうなることでしょう。
うまくまとまったおもしろ間取りはまたのお楽しみにしておきます。
おおしま
マンションリノベーションプロジェクト、始動しています
こんにちは!
秋田市南通亀の町にありますデザイン事務所「SeeVisions」では、
この度リノベーションセクションを新たに設けました。
SeeVisionsの事務所も、知る人ぞ知る「ヤマキウビル」を大改装しその3Fに入っています。
せっかくなので、リノベーションブログを新たに設けました。
このブログを主に更新していくのは私、おおしまです。
4月から地元である秋田に帰省し、リノベーション部員として働きはじめて2ヶ月が経ちました。
これまでは東京世田谷にある空間社で住宅のリノベーションを専門に働いてきましたが、
秋田に来てからは住宅に限らず、店舗のデザイン等にも携わっています。
この南通亀の町を中心に、
市街地に増えている遊休不動産を活用した人が集まる賑やかな場所とまちづくりや、
空き家を活用した欲しい暮らしを手にいれる自由度の高い住宅のリノベーションを発信していきたいと思います。
まずは現在進行中のマンションリノベーションについて。
おおきなおおきなルーフバルコニー付の約80㎡のお部屋を、とりあえずぜーんぶ壊しました。
スケルトン状態です。かっこいい。
躯体にある白い楕円のようなポツポツはGLボンドという石膏ボードを固定するボンドの痕。
この痕がけっこう萌えるんです、わたし。
スケルトンになったら、墨出し。
新しくできる壁の位置を出します。
赤く見える線はレーザーで水平垂直をはかっていきます。
墨出し手伝ってちゃきちゃき動いたら、翌日足が筋肉痛でした。
その後は、新しく移設となるお風呂、洗面、キッチンにお湯と水を流す管を通しました。
現在は電気工事進行中です。
コンセントやスイッチ、テレビや電話線など壁や天井の裏側に隠れてしまうものたちを、まずは配線しているところです。
間取りもガラッと変わるので、またご紹介します。
このあともおたのしみに~